2006.01.08   群馬JAGA通信   Vol.121

T沢・O島

 私が勤める会社のある小諸市では毎日が氷点下。昼でも氷点下のままというのは当たり前。この寒さに慣れてしまうと前橋の寒さは何てことありません。周りが「寒い寒い」と言っていても私は平然としている。ちょっとした優越感!?。
 さて嬉しいことに今年は1月から初参加の人が。まずS井さん。T沢さんが群馬JAGA紹介で出演したFMぐんまを聞いて参加したとのこと。今回の水上温泉合宿にも参加してくれました。あとI井さん(女性)。お子様を2人連れての参加です。私は<レボリューション>をプレイ中で話はしていませんが聞いたところでは今まで家族で<カタン>などをプレイしているようです。今後も参加して頂けたらと思います。
 今月は1/8例会が15人(T沢、O島、M野、Y田、Z宮、M井、M本、O谷、K塚、K澤、T橋、H越、Sm田、A井、S木)。1/21例会が13人+2人(S井、O島、Z宮、K塚、M井、M本、T沢、O谷、K村、H越、M野、T橋、I井)(記入順、敬称略)でした。


<ハチエンダ>(5人) 1/8 記事:O島

 年末にメビウスに言った時に店長にお勧めのゲームは?と聞いたらこのゲームを紹介された。そのまま買ってきて今回の例会でプレイ。参加した5人全てが初プレイのため何をするのが良いか判らず手探り状態でスタート。
 最初は動物で市場に繋げるという行動を皆が行ったため、あっという間に動物カードが無くなってしまい即中間決算。これでは直ぐに終わってしまうのでは?と思ったが中間決算で土地を広げていたK澤さんがトップに立っていた事で土地カードを取る人が増えたこととハチエンダと池を買い始めたため次の最終決算までは長めでした。
 結果は土地全てを1つに纏めていたK澤さんの勝利。ダントツでした。まだまだ何をしていけばいいのか判らないのですが次回はハチエンダや収穫チップも有効に使って色々と試してみたいと思います。

<マニラ>(?人) 1/8 記事:T沢

 フィリピンの首都マニラを舞台にしたギャンブルゲーム。3艘の船のうち、ゴールするのはどの船か、賭けをする。こう書くと簡単そうだが、実際には株の要素あり、親の権利の競りあり、神頼みの海賊あり、船を戻す恐怖のマスありと、考えどころは満載。サイコロをたった3回振るだけで、勝負は決するのだが、不思議なくらい盛り上がる。競りがなければ小さい子どもでも十分に楽しめると思う。今回はレースを何度も当てたK澤さんに対し、親を何度もやって株の価値を高めたH越さんが勝利。オススメ。

<クルンカー>(?人) 1/21 記事:T沢


クルンカー

 宝石をショーウィンドーに並べて売り、在庫は金庫に保管し、最後に一番儲けたひとが勝つカードゲーム。一通りルールを聞いただけではさっぱり要領をえないが、プレイしていくうちに段々とコツが飲み込めてきた。余分な宝石はショーウィンドーに並べて他人に買ってもらう。そのためには場をよく見て他人が欲しがっている宝石はなにか見極めることが大切。そして金庫に保管する宝石はなるべく種類を少なくすることが高収入につながる。手札は多く使ったほうが次に補充する枚数が増えるのでおトク。でもショーウインドーにも金庫にも入れたくないカードが大半で、使わないとカードはそのまま。ああ、このジレンマ。という訳で、悩みどころ満載のこのゲーム、二度やりましたが二度とも所有者のT橋さんが勝利しました。

<レボリューション>(5人) 1/21 記事:O島


オランダ革命

 今回で3戦目。約半年の間が空いてしまいました。前回は大負けしたので今回は・・・、と思ったのですが。
 さて勢力はカトリック(K村)、ハブスブルグ家(H越)、貴族(K塚)、市民(M本)、改革派(O島)となった。私は前回と同じ改革派。本来なら1回プレイしていれば少しはましなプレイができるはずなのですが・・・。序盤から全く振るわず、途中から勝ちを諦め同勢力の市民が勝つように努力する。しかし私の序盤のミスが大きく響いたのか貴族が勢力を固めてしまい最後に少し崩したものの市民が逆転するまでには至らず貴族の勝利。(プレイ時間は6時間くらい(14時〜20時)だった)
 今回のプレイでやっと全体の流れが判る様になりました。K塚さんの言っていることも理解できるようになった。改革派は0ターンで1つの地域を奪わないといけませんね。次回ではもっとましなプレイができると思います。


【ランキング戦結果】
 <モノポリー>第1戦(5人)=H越
 <プエルトリコ>第1戦(4人)=K澤、第2戦(5人)=K澤


【その他にプレイされたゲームと勝者】
1/8
<オーファラオ>=M野,<投扇興>=M本,<カリフの迷宮の庭>=M野、O谷.<マニラ>=H越,<Q−JET>=Y田,<クラウド9>=H越,<エラズンド>=T橋,<ハチエンダ>=K澤,<ルッカチッタ>=M井,<金星の商人>=K塚,<グラディエーター>=M本,<コスミックエンカウンター>=O谷,<ダイアモンド>=S木崇太、M井,<カタン>=K塚?,<ダンシングダイス>=S木,その他
1/21
<ギャンブラー>=Z宮,<ヘッドバンズ>=O谷,<サンクトペテルブルグ>=Z宮,<ダイアモンド>=O谷,<ファブフィブ>=O谷,<フェアリーボーナンザ>=T沢,<ザーガランド>=I井兄,<マニラ>=T橋,<クルンカー>=T橋,<レボルーション>=K塚(貴族),<ハチエンダ>=K塚,<フラックス>=H越,<ダミー>=O谷、T沢,<ゲシェンク>=H越,その他

<<お知らせ>>
  1. S々木さんが御逝去されました。群馬JAGA設立時のメンバーであり、東京に戻られた後も群馬JAGAには直々顔を出して頂きました。昨年9月の群馬JAGA合宿(四万温泉)にも参加して頂き、今回の合宿(水上温泉)にも参加予定でした。告別式には群馬JAGA関係ではT沢さん、H野谷さん、K谷さんとO島の4人が参列して最後のお別れをしてきました。まだまだ色々なゲームを教えて頂きたかったのですが残念です。御冥福をお祈り致します。
    《追悼・S々木さん》
     わたしは数えるほどしかお会いする機会はありませんでしたが、群馬JAGA名誉顧問としてその豊富なご経験から販売店にはあまり並んでいない隠れた傑作・佳作ゲームをご紹介していただきました。また秩父合宿の折りには、すでに余命が限られていることを承知しつついかに過ごすべきかを湯船の中でご薫陶いただいたことが思い出されます。
     謹んで合掌(管理人)

  2. 1/28(土)〜29(日)で「群馬JAGA合宿&スキー」が行われました。今回の参加者は9人でしたが旅館側の配慮で日曜の16時まで部屋を貸して頂けて時間の許す限りゲームを堪能できました。参加した方、お疲れ様でした。

  3. 「モノポリー雪国杯」は2/18(土)と前回連絡しましたが3/11(土)に再変更になったそうです。参加予定の方は予定を変更しておいて下さい。今回は群馬JAGAからなるべく多くの人数で乗り込み、今回こそは優勝を群馬JAGAメンバーの中から勝ち取りたくよろしくお願いします。

  4. 「第5回島明杯モノポリー大会」は4/30(日)に決まりました。詳細は別途連絡します。






2006.01.08     群馬モノポリー通信     NO.114

H越

第154戦(2006年度 第1戦) このようなゲーム展開も稀に・・・。 (1/8:記事 H越)

 新年あけましておめでとうございます。また新たなランキングにて1年間御相手よろしくです。さて新年第1ゲームですが、前年ランキング上位者が次々とリタイア(K井さん欠席・Z宮さん早退)の中、今回初モノポリーのM野さんを含めた5人戦で勝負となりました。
 ダイスの目によりスタート順はT橋さん・S木さん(息子さんオプション付)・Y田さん・M野さん・H越の順でスタート。まずは各自ダイス目に従い物件を買い物。まず動いたのは高−舩ライン。ダークブルーの交渉でしたがまとまらず。皆一安心も束の間、何とH越チャンスからカードでレッドを自力買い。このまま独り旅も良いが今回はT橋さんを仲間入れし、ダークブルーをプレゼント。代わりにパープル2・鉄道1をトレードし、2人仲良くダークブルー3件・レッド6件スタート。残り3人焦りつつも色が揃わずそのままゲーム再開。まずレッド2人お客様逃すもM野さんが1泊330ドルの支払い。更なる成長の可能性を見せつつ手番は進み、次に動くはY田さん、S木さんより450+ライパでライトブルーを引き出し裸一色ホテル勝負。そんな処にM野さん・H越と次々と宿泊、次なるステップアップのチャンスを伺うもさらにゲームは動き、M野さんが再びレッド4件875ドルを踏み仮破産。これにS木さんの救済が入り、交渉の結果S木さんは4鉄+200ドル戴き代わりに支払い、次に飛び込むはT橋さん。ここでも救済はS木さん、875ドルを支払う代わりに手に入れるはダークブルーで追随体制完成。鉄道の収益を含め、家6件の瞬殺準備完了、止まった者負けのチキンレースへ様変わりダイスを握る手も汗ばみ、M野さん、T橋さんと脱落する中、次なるそして勝負ありの飛び込みはあれ程耐え抜いたS木さんでした。レッドホテル1050ドル支払いでダークブルー崩壊。これによりH越トドメのライトパープル家建設を考えるもここにてタイムアップ。モノポリー勝ちは発生しない3人残りとなりました。
 今回の総括として、M野さんは初ゲームということもあり物件のトレード価格が解りづらく苦労させましたが、これバネに再勝負を挑んで戴くと嬉しいです。T橋さんはダークブルーで頑張りましたが、運が無かったとしか言えない私をどうか許して、です。Y田さんに関しては一言、良くも悪くも止まらなかったです。あれほど物件が買えなくとも勝負に絡めたことはとても良いこと、自戦はまた苦労しそうです。S木さんとはトレード意見が食い違いましたが自分とは違う思考パターンは貴重ですので今年の全国戦に向けまたの対戦希望します。最後今回の勝者でした私H越に関しては自力レッド集めに成功したことに尽きるかと。けどモノポリー勝ちが出来なかったことを考えるとまだまだ精進が足らんと言う所、次回また頑張らしてもらいます。



1.H越   6405ドル(レッド+ライトパープル)       +164ポイント(100+64)
2.Y田   3314ドル(ライトブルー)             +83ポイント(50+33)
3.S木   1087ドル(鉄道+ダークブルー)          +18ポイント(0+18)
4.T橋      0ドル(ダークブルー)             −50ポイント(−50+0)
5.M野      0ドル(鉄道)                −100ポイント(−100+0)



【モノポリー2006年ランキング】
※トップ数の()内はモノポリー勝ちの回数。
「モノポリー勝ち」の場合は獲得ドル$15,000 と仮定してポイントを算出。

順 位
前回順位
 氏 名 
ゲーム数
ポイント
 獲得ドル 
トップ数
1位
H越
164
$6405
2位
Y田
83
$3314

3位
S木
18
$1087

4位
T橋
−50
$0

5位
M野
−100
$0





2006.01.08     群馬プエルトリコ通信     Vol.36

O島

 今年もランキング戦を続けます(4年目)。昨年は何とか計40戦を実施しましたが今年は別のゲーム(特に長時間ゲーム)にも手を出したいと思っているので目標は30戦くらいでしょうか?(それでも月に2〜3戦していかなければなりませんが) 私が参加しない時でもゲームが立ってくれるようになると嬉しいのですが。もう少し積極的に参加してくれる人がいないとダメでしょうか。
 さて今回の記事ですが例会から1週間経ったらゲームの内容を忘れてしまいました。(当日はボケボケだったし) 以前は2週間くらい経ってもそれなりに覚えていたのですが・・・。多分合っているとは思うのですが間違っていたらゴメンナサイ。

<第1戦>拡張(4人) 終了:14ターン 記事:O島

 さていつものメンバー(昨年のゲーム回数上位4人)が集まって第1戦。Y田-O谷-O島-K澤の順で4人戦。
 私は3番スタートで[小市場]が入っていたのでこれを買って「市長」かな。と思っていたら1番スタートのY田さんが「建築」の選択で[小市場]を買う。O谷さんも買ったため私まで回ってこなかった。ただ「市長」は多分私が選ぶだろうと思ったので入植者2人を有効活用するために[農地]を購入。([農地]と<コーン>をアクティブに) ただやはり[農地]での引きが悪い。この後は建築型になってしまったが引いたタイルを有効活用するためには出荷型へ持っていく方がいいのかもしれない。場の流れも出荷型に有利だったし。しかも最初に買った10金建物が[砦]。自分では[公邸]を取ったつもりでいて最後の得点計算になってやっと気が付くほどボケボケ。2点損してしまいました。(それでも順位は変わりませんが・・・) 新年1戦目からこの状態では先が思いやられます。
 1位はK澤さん。出荷点でY田さんと競っていましたが1点差の勝利。(でもどういう内容だったかは覚えていない)

<第2戦>拡張(5人) 終了:13ターン 記事:O島

 少し間を空けて第2戦。Y田-O谷-O島-T沢-K澤の順で5人戦。T沢さんが加わった以外は順番も1戦目と同じ。
 今回私は[木こり小屋]を久しぶりに入れる。ただ実際にはそれほど活用させる気があった訳ではない。最近の傾向では[木こり小屋]はまず勝てないと思うので補助的に使用してどうかを確認するつもりだった。しかし2金建物の片割れに[建設小屋]。[建設小屋]を買った人は基本的に「開拓者」を選択しないし、<採石所>を取られてしまう。私が自分で「開拓者」を選んで<採石所>を取って行くしか無く<採石所>を早い段階で涸らしてしまった。(これが良かったかは疑問ですが。ただこの行動で3枚の<採石所>を獲得) こんな事をしていたら結局<森>に変えたのは1枚だけ。全く意味が無かったですね。今度[木こり小屋]を入れる時は[農地]or[闇市]が先に入っていて2つ目の時でしょうか? (多分そんな状況はほぼ無いでしょうけど)
 この後私は[工場]で4品種を生産してお金を稼ぎながらの建築型。13ターン終了でなかなかの状況でしたがバランスよく建物とチップ点を稼いだK澤さんの勝利。上記行動で[建設小屋]を持っていたK澤さんに<採石所>が流れてしまったこともありますが流石ですね。これでK澤さんは新年早々2連勝で連覇に向けての絶好のスタートを切りました。


1月8日(日)

戦目   順位   名前   勝利点 (建物+チップ+SP)    ポイント(順位点+加算)   スタート順

第1戦(拡張)14ターン
      1位   K澤   50点 (15+35+ 0)    +67点(+50+17)    4
      2位   Y田   49点 (12+37+ 0)    +38点(+20+18)    1
      3位   O島   40点 (19+10+11)    −13点(−20+ 7)    3
      4位   O谷   34点 ( 9+25+ 0)    −49点(−50+ 1)    2

第2戦(拡張)13ターン
      1位   K澤   49点 (21+22+ 6)    +63点(+50+13)    5
      2位   O島   43点 (28+11+ 4)    +27点(+20+ 7)    3
      3位   Y田   40点 (17+18+ 5)    + 4点(± 0+ 4)    1
      4位   T沢   40点 ( 6+34+ 0)    −16点(−20+ 4)    4
      5位   O谷   37点 (20+ 7+10)    −49点(−50+ 1)    2




【プエルトリコ2006年ランキング】
(ポイントで同点の場合は勝利点の平均が高い人、更にトップ回数が多い人を上位とします)

順 位
前回順位
 氏 名 
ポイント
勝利点平均
ゲーム数
トップ回数
1位
K澤
130
49.5
2位
Y田
42
44.5

3位
O島
14
41.5

4位
T沢
−16
40.0

5位
O谷
−98
35.5





アドバンスト・シヴィライゼーション初級講座

K塚

第9回・文明カードの解説(社会・宗教編)

 ○社会と宗教

 24種の文明カードの解説、最後は文明の最終目標たるラスボス4種を含む社会と宗教のグループについてです。前にも述べましたが、これらのグループは高価格でクーポンが少ない(全く持たない物も)物が多い反面、被クーポン率はとても高く、さらに比較的被害の大きい災難(内戦・内乱・偶像破壊)を軽減させる物も多いので、高位災難の発生率が上がる後半には絶対に必要となります。そこで、目標となる文明カードを定めてそれを手に入れるために計画的な購入を行なっていく方法が有効となることでしょう。


 ○社会グループ(赤)

 社会グループは5枚のカードで構成され、前回説明した文字以外の4種は全くクーポンを持たないという素晴らしい(笑)性質を持っています。さらにとても高価なので、手に入れるためには多くのクーポンを揃えておく必要があるのですが、高額に見合うだけの効果はありますので(一部例外アリ)、なんとかクーポンを集めて購入するようにしましょう。
  1. ■法律(社会・170p)  ※民主主義・哲学購入の前提条件
     重要度:高   効果:内乱、偶像破壊と異教の損害を1都市分減らす
     被害軽減災難:内乱・偶像と異教
     解説:法律は使えるカードで、損害が大きい内乱と偶像破壊に対して効果があり、さらに次に説明する民主主義と哲学の購入前提条件となっているのでぜひとも手に入れておきたいカードではありますが、いかんせん高いので、まずはクーポンとなる芸術グループのカード(劇と詩・音楽・建築・文字)をなるべく手に入れておくようにしましょう。これで50pクーポンが付くので、買値は120pになるからです(それでも高いですが)。特に文字は25pもクーポンが付くので、外せないカードといえます。従って文字を時代進歩のために手に入れなければならない鉄器時代前期以降が、法律を購入する適切な時期と言えるかと思います。なお、建築も15pのクーポンが付くことも頭の片隅に覚えておくと、何かの役に立つかもしれません。確約はできかねますが(笑)。

  2. ■民主主義(社会・200p)  ☆ラスボス  ※法律が必要
     重要度:高   効果:都市の反乱が無くなる。内戦の損害を10p、内乱の損害を1都市分それぞれ減らす
     被害軽減災難:内戦・内乱  被クーポン属性:技術・芸術
     解説:都市の反乱が無くなる効果を持つ民主主義ですが貨幣さえあれば反乱などそうそう起きないので、この効果はあまり意味がありません。むしろ意味があるのは内戦の損害を10p減らす(正確には35p+10p残る)のと、内乱の損害を1都市減らす働きの方です。内戦・内乱双方に効果のあるカードは劇と詩・音楽の2種がありますが、これに民主主義とその前提条件の法律を加える事で、2つの災難に対しては被害を最小限に(内戦:55p残し・内乱:7都市残し)食い止める事ができるようになるでしょう。また200pと非常に高額ですが、技術系全てと劇と詩・音楽・建築・文字の芸術系からクーポンが付き、実売は85p程度になるので比較的買いやすいラスボスと言えるのでは無いかと思います。もし内戦・内乱(特に内戦)が怖いならば購入するべきでしょう。

  3. ■軍事(社会・180p)
     重要度:かなり低  効果:船の建造・移動を最後に行なえる。但し軍事を持つもの同士は通常どおりの順番となる
     被害増大災難:内戦・内乱
     解説:軍事ははっきり言って購入すべきカードではありません。たしかに順番が最後になる効果は有効なのですが、それよりも2つのデメリットの方が大きいからです。デメリットの1つは内戦・内乱の損害を多くしてしまうことで、特に最大でも7都市しか残らない内乱の損害を増やしてしまうのはとても厳しい物があります。もう1つはクーポンがほとんど、というか金属細工からの20pしか付かない事で、そのためどんなに安くなっても160pより下がりません。これだけのポイントがあれば他の社会系カードを購入することも出来るので、そういった意味でも有効では無いと言えます。もちろん、2つのデメリットを超えるような効果があれば購入すべきカードになるのですが、実際の所、軍事を有効利用させるためには他人の都市を攻めて貿易カードを奪うしかなく、これを毎ターン繰り返して160pを超えるような利益が上がるのかと言えば、甚だ疑問であると言わざるを得ません(他プレイヤーとの友好度が低下するのも問題)。従って、基本的には買う必要の無いカードと言えます。しかし例外的に、他国から攻められまくってどうしようもない時とか、勝利をあきらめてトップの人を潰す為だけに購入すると言うのはアリだと思います。あくまで例外ですが。

  4. ■哲学(社会・240p)  ☆ラスボス  ※法律が必要
     重要度:高  効果:内戦の損害を15pにし、偶像破壊と異教の損害を1都市減らし、副被害を1都市しか受けない
     被害軽減災難:偶像破壊と異教・(内戦)  被クーポン属性:科学・芸術
     解説:哲学も他の社会系と同じく高位災難に有効となるカードです。ただし内戦の損害は15pで固定となってしまうので、自文明の国力が少ない場合にはかえって重い災難になってしまう場合もあります。ここは注意が必要です。しかし偶像破壊に対する効果は普通にありますので、法律と合わせて2都市分損害を軽減(損害も2都市)出来ることになります。これはこれでかなり有効なのですが、偶像破壊に対する損害を減らしたいなら神学の方が遥かに有効なので、法律を購入した時点で民主主義に進むのが妥当かな?とも思います。が、法律とは(というか、民主主義・哲学狙い)内乱・偶像破壊いずれの損害もそこそこに抑えようと言う方向なので、あえて哲学を先に購入するのもアリかもしれません。そこは個々の判断におまかせします。なお被クーポンは全ての科学系と音楽・文字の芸術系から付き、実売は115p程度になります。まあ、ラスボスとしては妥当な値段と言えるでしょう。それと、よく忘れがちですが偶像破壊での副被害でたとえ2都市被害を振り分けられても、被害は1都市で済みます。あまり使うことは無いですが覚えておきましょう。

 ○宗教グループ(黄)

 宗教グループは5枚のカードで構成され、言うなれば災難の迷信と偶像破壊と異教の為に存在しているようなグループです(笑)。グループのうち3種(神秘主義・原始信仰・悟り)は迷信の損害を減らし、残りの2種にしてラスボスは(一神教・神学)偶像破壊の損害を減らしたり増やしたりするからです。また、対偶像破壊への切り札といえる神学はこのグループに含まれる為、もし偶像破壊が最も恐ろしい災難だと考えているなら、この宗教系を買い揃える必要があるでしょう。なお、クーポンは同種以外にはほとんど掛からず、さらに下位の物しか上位に影響しないヒエラルキー形となっています。一応紹介していくと、神秘主義だけが唯一芸術と宗教の2つの属性を持ち(中ボス)、全芸術系に5pづつ、そして上位の原始信仰・悟り・一神教・神学に15pづつクーポンを持っています。原始信仰は悟り・一神教・神学に15pづつ、悟りは一神教・神学に15pづつクーポンを持っていますが、一神教と神学はラスボスなので全くクーポンを所有しておりません。従って、宗教系を買い揃えていく際には下の物から順々に買い揃えるのが最も有効な手になります。

  1. ■神秘主義(芸術/宗教・50p)  ☆中ボス
     重要度:とても高   効果:迷信の損害を1都市分減らす(実質2都市)
     被害軽減災難:迷信
     解説:神秘主義はおそらく最も対費用効果の良いカードで、ゲーム中2番目に安価ながらクーポン・効果は十分に持っています。一番初めの購入候補としても申し分なく、他に買う予定が無い(もしくはポイントが足りない)のであればまず購入するべきカードであり、仮に最初で買わなかったとしても2番目の購入では抑えたいカードと言えます。というのも迷信の"3都市衰退"という損害は序盤ではかなりの痛手となるからで、これから逃れる意味でも早めの購入を行なった方が良いからです。

  2. ■原始信仰(宗教・80p)
     重要度:やや高   効果:迷信の損害を2都市分減らす(実質1都市)
     被害軽減災難:迷信
     解説:とりあえず神秘主義さえあれば迷信の損害はそんなに怖くないので、そういった意味ではあまり価値が無いのですが、宗教方向へ進もうと考えているなら話は別です。宗教系クーポンの為に購入しておく必要があります。とはいえ悟りを買うまでに抑えておけば十分なので、神秘主義と連続して買う必要はありません。適当な時期に買えば良いでしょう。また、宗教系を揃える意思が全く無い場合には(社会系へ進む場合)購入の必要が無いカードと言えます。この分のポイントを別のカードに使いましょう。

  3. ■悟り(宗教・150p)  ※一神教・神学購入の前提条件  『小五ロり』
     重要度:やや高   効果:迷信の損害を無くす
     被害軽減災難:迷信
     解説:悟りもまた、宗教系を目指す人には必須のカードであり、一神教と神学への前提条件となっています。ただ、クーポンのほとんどが芸術系に付いており、購入には少々骨を折ることになることでしょう。とはいえそれも宗教系を目指す人のみであり、そうでなければ原始信仰と同じくあまり買う必要の無いカードと言えます。と言うのも大抵の場合はラスボス4種のどれかを目指すのが有効な手段なので、詰まるところ宗教系か社会系という話になるのですが、そこの分かれ目はこの悟りか法律のどちらを買うのかで決まります。何故ならこの2つがラスボスへの前提条件となるからです。もちろん理想は両方をバランスよく購入していくのが最良の方法ではありますが、そんなに莫大なポイントは得られないので、どちらかに特化した方が良い結果を生むことが多いです。そのため、社会系に進む場合には原始信仰や悟りと言ったカードを"切る"必要があるのです。この事を良く踏まえた上でカードを購入していくと良いでしょう。

  4. ■一神教(宗教・220p) ☆ラスボス  ※悟りが必要
     重要度:高   効果:災難フェイズの後に隣接地のエリアのユニット(都市かトークン)全てを自分の物に出来る   ※但し対象者が一神教又は神学を持っていると効果は無い。偶像破壊と異教の損害が1都市増える
     被害増大災難:偶像破壊と異教  被クーポン属性:技術・宗教
     解説:一神教は超強力なカードではありますが、偶像破壊と異教の損害も増やしてしまうので諸刃の剣でもあります。出来うるなら先に神学を抑えてから購入することを強くお勧めいたしますが、付くクーポン属性が異なるのでなかなか難しいと言えます。しかし、どうせ隣の1都市を貰えるのだからトントンで良いのでは?という考え方も出来るので、あまり気にする必要も無いのかもしれません。ちなみに、誰かがこれを手に入れると回りは一斉に宗教に走り出すので、効力は多くて3ターンほどと考えた方が良いです。それでも隣の都市を無条件で奪えるという効果は絶大なので、購入する価値は十分にあります。なお、被クーポンは技術系全てと宗教系3種から付き、実売は115p程度になります。これもまあ妥当な値段だと言えるでしょう。

  5. ■神学(宗教・250p) ☆ラスボス  ※悟りが必要
     重要度:とても高   効果:偶像破壊と異教の損害を3都市減らし、副被害も受けない。一神教の布教を防ぐ
     被害軽減災難:偶像破壊と異教  被クーポン属性:科学・宗教
     解説:宗教系の最上位みならず全24種のカードの中で最も値段が高いカードである神学は、偶像破壊と異教に対する切り札的存在です。このカードを持つだけで衰退が4都市から1都市に激減し、さらに副被害も受けなくなるのでとても強力です。偶像破壊の災難カードはもはや空気に等しい存在になることでしょう。加えて一神教の布教も防ぐことが出来るので良い事ずくめなのですが、逆に問題もあります。それは宗教系文明が内乱にからきし弱いと言うことです。内乱に対する備えは主に社会系に集中している為、早急に法律の購入を考えて後顧の憂いを絶ったほうが良いでしょう。もちろんポイントがあればの話ですが(笑)。なお被クーポンは科学系全てと宗教系3種から付き、実売は125p程度と少々高いです。とはいえそのポイント分を越える価値は十二分にあると私は考えますので、なんとかクーポンを集めて早めの購入を行いたいところです。ちなみに、法律はクーポンによる修正後でも120pと神学と同程度なので、いかに法律が高めのカードであるかが実感できるかと思います。また、この"高め"の感覚と言うのは結構重要な要素なので覚えて置いてください。実売で120pを越えるカードは高いと言えるでしょう。

 ○まとめ

 7,8,9と3回に渡って24種もの文明カードを解説してきたわけですが、やはり必要なのは(何回と無く言っていますが)判断材料となる知識です。各カードの正しい知識を吸収することが全体のレベルアップにつながると思ってください。特に今回は最終目標たるラスボス中心の話だったのでかなりレベルアップする(社会と宗教、どちらを選ぶべきかetc)ハズです。ゲームは生き物なので、色んな状況に応じて臨機応変に対応が求められますが、それでも必要な知識と正確な情報があればかなり選択肢を絞れます。そしてADCVは特に知識におけるウエイト(お約束というヤツです)が多いゲームですので、あせらずゆっくりと貪欲に知識を吸収するのが良いと思います。
 では今回はこんなところで。次回はまだ決めていませんが、たぶん貿易(カード交換)の解説になると思います。




(2571.02.01)


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