2006.04.01   群馬JAGA通信   Vol.124

T沢・O島


 4/16にH島さんが初参加。当面は来られない可能性が高いとのことですがその内にまた来てもらいたいですね。あとI井さんの子供たちが3人参加。<モノポリー>を教わっていました。4/30の島朗杯にも参加して下さいました。
 今月は4/1例会が13人(O島、T沢、O谷、Y田、M井、K井、M野、Z宮、T橋、S井、K塚、K村、A井)。4/16例会が15人+3人(T沢、O島、K井、H島、A井、Y田、S井、H越、K塚、K澤、Sm田、Z宮、T橋、S木、M井、+子供3人)(記入順、敬称略)でした。

<レーベンヘルツ新版>(4人) 4/1 記事:T沢


レーベンヘルツ新版

 旧版とは全く違うゲームです。さくさく進むのでプレイ時間も短いです。コアなゲーマーには旧版のほうが人気のようですが、一般的にはこちらのほうがウケがいいでしょう。鉱山を持つとお金が入るので、最初に鉱山を取ってから陣地を広げていく作戦が有効のようです。終始私がリードしていたのですが、最後の最後にK井さんに逆転を許してしまいました。とても悔しかったです。強く再戦希望。

<百科審議官>(3人) 4/1 記事:T沢


百科審議官

 ゲームマーケットで発売された同人ゲーム。箱の中に入っているのは紙以外は黄、緑、赤の3本のロープだけ。これを画像のように置いてスタート。
事前に自分のテーマを決めておく。たとえばA「重さがないもの」B「4文字のもの」C「給食で出たもの」など。指定された区域に見事そのことばが当てはまればポイントゲット。例:「焼きそば」はAは×だがB,Cは○。「うどん」はA,Bが×、Cが○。10点取ったひとの勝ち。3人限定ゲームだが、すばらしいアイデアだ。

<フンタ>(7人) 4/16 記事:O島

 <プエルトリコ>が終わり、さて次は何をしようかなと思いながらトイレから戻るとK塚さんから「おもいゲームが立ちそうです。」とのこと。「なに?」と聞くと「フンタ。」「・・・。」「別のゲームにしますか?」 でも既に6人は賛同しているらしい。ここで反対する理由もないので「じゃあ、久しぶりだから。」ということで決まった。(16:30頃だったかな)
 A井、H島、K塚、Y田、M井、K澤、O島の7人。この順番で座っている。A井さん、H島さん、Y田さん、M井さんの4人は初プレイ。K澤さんも1〜2回のプレイのみ。私も実際にはほとんど覚えていない状態。(今までゲームが立つ時は抜けて別のゲームをしていた) K塚さんのインストで何となく思い出す。1度クーデターのテストプレイをしてからゲーム開始。
 最初の大統領はK澤さん。内務大臣にY田さんを任命する。するとY田さんは暗殺にM井さんを指名。行き先は?で「愛人宅」。最初からそれは無いだろう、と思っていたら「当たりです。」とM井さん。え〜当たりなの? 恐るべしY田内務大臣。2ターン目は大統領のK澤さんを指名。これも当たり(確か銀行)でお金を大きく稼ぎダントツ状態。K澤さんの任命は結果的には大失敗で皆からブーイング。「何故危険なY田さんを内務大臣に・・・。」の声も。K澤さんはこれで自らの運を放出したようでこのあと全く精彩が無かった。
 さて大統領が暗殺されたので次の大統領選挙。私は初心者に大統領になってもらいたかったのですが何故か私が大統領に。まぁなったからには仕方ないので既に銀行の下に大きくお金を置いているY田さんには「海軍提督」を渡して予算配分も"0"。でもこの時は最初のインパクトが強くY田さんが初心者だという事を忘れていました。もう少し甘くしても良かったかも。
 これ以降の記事はハッキリと覚えていないので間違っているかもしれませんので御了承下さい。3,4ターンに配分"0"だったY田さんはクーデターを起こす。これにA井さんも便乗。何故A井さんが? とは思ったが他の人はこちらに付いてくれそうだったので安心していた。しかしここでまたY田マジックが炸裂。毎回の艦砲射撃の命中率がすごい。私の部隊は駆逐された。ただこの結果を見ても2人以外はこちらに付いてくれ結果は旧議会派が勝利した。
 5、6ターンも同様に進みY田さんがまたクーデターを起こす。またしてもA井さんが便乗。あ〜、この2人はこういうことが好きなんだと理解して戦闘へ。前回の反省からY田さんは「空軍提督」へ配置転換していた。1回目の空爆では当てられて失敗したかなと思ったが2、3回目は失敗に終わる。やはり毎回振らせるよりは回数を限定してしまった方が威力は弱まるようだ。ただ状況は最悪で負けを覚悟したが何とか挽回して勝利へ。
 ここで私は4期大統領を努めたので初心者に大統領をやってもらおうと辞意を表明した。A井さんがやってみたいということで私はA井さんを押したがH島さんとK塚さんは私に票を入れる。あっ!そういうこともありなのか? と思っている間に私の再選が決まってしまった。この時K塚さんは常に勝利を目指す人だったことを思い出しました。私は平均的に配分をするのでこの方がいいとの判断です。私は初心者がいるとゲームに慣れてもらおうと思う方でK塚さんは自分の戦い方を見て覚えてくれという方(違うかもしれないが)なのでこの辺は考え方の違いですね。ちょっと忘れましたが7ターン目もクーデターがあった? そうすると上記のクーデターの記事は1つズレているかも。(私の任期中にクーデターは3回あったような気が?) こうなるとターン数も間違っているような気がしてくる。
 ここで再度辞意を表明。今度は受け入れてもらえてH島大統領が決定。8ターン目をプレイする。ここでY田さんがまたクーデターの準備を・・・。さすがに1ターンは空けてよ の声に引き下がった。(とするとやっぱり私の記憶はズレている?)
 やっぱり9ターン目にクーデター発生。今度は新議会派の勝ち。私は最初から新議会派ではあったのだが表明する機会を逸していた。また自分への配分と泥棒で大統領から奪ったお金を持っていることも忘れていて新大統領のA井さんに的にされてお金を奪われてしまった。(5金か6金あったのでこれは痛かった)
 10ターン目のA井大統領でもクーデター発生。表明はしなかったが私は最初から新議会派で行動。(お金を取られて更に配分も少なかったことへの・・・) 私は戦闘を回避しつつ2つの主要建物を占拠。私の宣言でどちらの勝利かが決まる状況を作った。(ただこんな状況を作ってみたかっただけなのですけど) これで新議会派が勝利し、M井大統領が決定。
 ここでお金が無くなりゲーム終了。M井大統領のターンは無かった。私はK塚さんの勝利かと思ったがH島さんが21(単位は万ペソ?) で勝利。続いて私の19、K塚さんの18と続く。私がK塚さんを上回っているとは思わなかった。A井さんにお金を取られていなければ勝っていたということ。大統領は儲かるんだと再認識しました。(終わったのは21:15頃)


【ランキング戦結果】
 <モノポリー>第4戦(5人)=Sm田、第5戦(5人)=T橋
 <プエルトリコ>第5戦(4人)=O島


【その他にプレイされたゲームと勝者】
4/1
<レーベンヘルツ新版>=K井,<ゴルフマニア>=K塚,<メンバーズオンリー>=T橋,<アクワイヤ>=Y田,<ほら吹き>=O谷,<八八>=S井,<ブラックレディ・キャンセレーション>=Y田,<ヴェニスのパトロン>=K塚,<百科審議官>=M井,<アリバ>=?,<マジカルアスリート>=K塚、T沢,<ルネッサンスの胎動>=A井,その他
4/16
<新レーベンヘルツ>=H島,<百科審議官>=K塚,<金星の商人>=Y田,<フンタ>=H島,<シエナ>=H越,<ゲシェンク>=Z宮,<ディアブロ>=T橋、H越,その他

<<お知らせ>>
  1. 2006年度の年会員を募集します。期間は2006年4月〜2007年3月まで。通常例会のみの年会員で裏例会(プエルトリコの会)は含みません。(2007年度には裏例会も通常例会と同様になるように見直したいと思っています) 年会員希望者は例会時にO谷、O島に連絡下さい。(5月の例会まで受け付けます)

  2. 4/30(日)に「第5回島朗杯モノポリー大会」が開催されました。事前の申し込みでは直前まで30人程度の状態でしたが残り数日の間の参加申し込みと当日参加も含めて最終的にゲーム参加者は50人となり大盛況となりました。(小学生3人、中学生2人含む。また2人は最終戦のみでしたけど) 50人は目標人数でもあったので参加して頂いた方ありがとうございました。今回の優勝者はH井さんでした。おめでとうございます。決勝大会でも頑張ってほしいですね。またモノポリー初心者で大会も初参加というI井さんが3位、K澤さんが8位と大健闘。今後も参加頂けたらと思います。ちなみに私は最下位。3ゲームとも1抜けの-300点は大会が始まって以来初めてでした。(第2回も最下位でしたが-300点では無かった) また来年も開催の際は皆様参加をよろしくお願いします。今回の結果は添付(同封)します。

  3. 3/18(土)に「月刊ぷらざ」の取材がありました。その時にいた全員の集合写真(名前付き)他が6月号に掲載されるとのことで配布されている地域の方は確認して見て下さい。






2006.04.01     群馬モノポリー通信     NO.118

K井、S木

第157戦(2006年度 第4戦) 交渉のキーマンは? (4/16:記事 K井)

 大会前に小学生が3名来てくれて、練習ゲームを1ゲーム行いました。交渉の考え方、タイミングも私より上手な気がします。成長して交渉力をつけたらチャンピオンも夢では無いと思うのは買いかぶり過ぎでしょうか?成長の止まった大人とは成長の余地が違いますからね。
 さて、ランキング戦の方は日曜日ということもあり、S木先生が今年初めての参戦です。H越さん、T沢さん、Sm田さん、K井、S木さんの順でスタートです。
 先行したのはSm田さん、最初に売り切れたダークブルーをK井からライトブルー2+レッド1+100ドルで引き取り、Sm田ダークブルー3軒スタート。K井はレッド1+グリーン1+280ドルをS木さんに渡してライトブルー1をもらい、K井ライトブルーホテル3軒スタート。H越さんはグリーン1+オレンジ1をT沢さんに渡してライトパープル1をもらい、H越ライトパープル家7軒スタート。と、最初から家が乱立です。
 K井がライトパープル2軒に入って−150ドル。H越ライトパープルは9軒に増築。S木さんはレッド1+イエロー1+100ドルをT沢さんに渡してグリーン1をもらい、S木グリーン5軒スタート。T沢さんをのぞいて、みな家持ちのため鉄道3枚目、電力と続けて競売に出される。これらはT沢さんが余裕の落札、資産を増やしたかと思いきや、グリーン2軒に泊まって−450ドル。K井はダークブルー1軒に泊まって−200ドル。ライトブルーの家を6軒に減らす。レッドの3枚目も競売に出され、これもT沢さんが安く落札。S木さんがダークブルー2軒に入って−600ドル。Sm田ダークブルーは5軒に増築。K井がライトブルー10軒に増築したところにH越さんが入って−270ドル。H越ライトパープルは5軒に家を減らす。T沢さんがダークブルー3軒に入って−1400ドル。これを現金にて支払い。Sm田ダークブルー6軒に増築。S木さんは鉄道1(裏)を300ドルでSm田さんに売却。S木グリーンは6軒に増築。K井がグリーン2軒に入って−390ドル。ライトブルーの家を減らす。S木グリーンはさらに8軒に成長。Sm田さん、T沢さんと続けてライトパープル2軒に泊まって−150ドルずつ。H越さんは300ドルの収入を得るも、グリーン3軒−900ドル。ダークブルー3軒に−1400ドルと連泊して一飛び。K井もグリーン3軒に泊まって−900ドル。2飛び。T沢さんもSm田さんが立て直したライトパープル3軒に泊まって−500ドルと資産を減らした所で刑務所に逃げ込むが、出所金が払えず交渉中にタイムアップ。銀行破産で3飛び。Sm田さんの先行逃げ切り勝利でした。
 ダークブルーの破壊力を改めて見せつけられたゲームでした。交渉のキーマンとなっていた、T沢さんですが、自らはカラーに恵まれなかった一戦でした。ここでもう一色、家が立てば良い展開に持ち込めたのでは無いかと思ったのですが、勝利の女神はSm田さんに微笑んだ様です。ではでは。



1.Sm田   5297ドル(ダークブルー、鉄道)         +152ポイント(100+52)
2.S木   3605ドル(グリーン)              + 86ポイント(50+36)
3.T沢      0ドル                    +  0ポイント(0)
4.K井      0ドル(ライトブルー)            − 50ポイント(−50)
5.H越      0ドル(ライトパープル)           −100ポイント(−100)



第158戦(2006年度 第5戦) ビギナーズ・ラックなのか? (4/16:記事 S木)

 今日の2戦目はT橋さんとS井さんにご無理言って参加してもらい5人戦スタート。T沢さん、T橋さん、S木、Z宮さん、S井さんの順。
 序盤、グリーンの競売を定価で、S井さんが、2枚も競り落とした。ところがバンクエラーを引くわ、早く回るわ、挙句の果てに3枚目のグリーンをなんと自力で、いきなり3軒スタート。しかもその時点でキーカード鉄・LP・DPを保有。まだカードが大半残っている中、S木がその3枚をげんきん500で買う交渉した、まとまる気配あったが、Z宮さん僕なら600で買いますとブレイク、交渉成立で、グリーン6軒に増設。その後T橋さんがDPそろえ、ホテルスタート、S木がZ宮さんにLP放出し3枚目の鉄道をもらう、Z宮さんはLP9軒スタート、その後T沢さんとS木の間で交渉難航。
 そこでグリーンS井がDPホテル泊まり450債務、家崩れるかと思いきや、電気1枚目を250で評価し+200で支払う。うーん電気の評価高すぎと思われた。グリーンの脅威とまらなかったので、S木がオレンジをT橋に放出、代わりにDP+電水+現金もらう。
 T橋オレンジ裸8軒で再スタート、見事にS井さんをオレンジ3軒で捉え、グリーン1軒に崩壊。
 交渉難航で出遅れ気味だったT沢さんが1飛び、LPZ宮とオレンジT橋の殴り合いになり、結局グリーンS井は2飛び、そのハザマで交渉を繰り返して生き延びたS木も終了間際に3飛び、殴り合いの末、タイムアップ、500ドル差でLPZ宮2位。結局、周囲に言われるがままに交渉をしていたT橋さんが1位、オレンジの底力を再確認した1局でした。どんなに幸運でもグリーンは難しいのでしょう。
 S井さん、鉄・LP・DPを売らないでグリーン3軒でちびちびまわしても良かったのかも?それではまた。



1.T橋   4810ドル(ダークパープル→オレンジ)      +148ポイント(100+48)
2.Z宮   4315ドル(ライパ)               + 93ポイント(50+43)
3.S木      0ドル(3鉄→3鉄+DP+電水)       ±  0ポイント(0)
4.S井      0ドル(グリーン)              − 50ポイント(−50)
5.T沢      0ドル                    −100ポイント(−100)



【モノポリー2006年ランキング】
※トップ数の()内はモノポリー勝ちの回数。
「モノポリー勝ち」の場合は獲得ドル$15,000 と仮定してポイントを算出。

順 位
前回順位
 氏 名 
ゲーム数
ポイント
 獲得ドル 
トップ数
1位
M本
250
$8735
1(1)
2位
3↑
Y田
206
$10704
3位
Sm田
152
$5297
4位
2↓
H越
134
$8460
5位
4↓
S木
104
$5476

6位
7↑
T橋
98
$4810
7位
5↓
S藤
$0

8位
8→
Z宮
−7
$4315

9位
5↓
K井
−50
$0

10位
8↓
M野
−100
$0

12位
8↓
S井
−150
$0





2006.04.01     群馬プエルトリコ通信     Vol.39

O島

 今月も1戦のみ。4月を終わって5戦では少ないですが参加者を募るのも難しくなっており当面はこんなペースかもしれません。取りあえずは1例会で1ゲームプレイできれば、というところでしょうか。

<第5戦>拡張(4人) 終了:13ターン 記事:O島

 4/1はゲームの準備はしたが人数が集まらずに出来なかったので今回は何とかしようと準備。4人が集まった。H島さんは群馬JAGAでは初プレイ。また拡張は初めてとのこと。O谷-O島-H島-K澤の順。
 建物は水木闇小-下教大大-灯大港集-ギ砦税市彫。建築型、出荷型どちらでも何とかなりそう。私は[木こり小屋][闇市]が出た段階で建築型に決めていた。1ターン目にO谷さんの「開拓者」で私は<コーン>が取れたので「建築」で[闇市]。その後、タイルは<採石所>x2、<珈琲>を取った後は<森>へ。建物は[木こり小屋][珈琲][インディゴ小]と買う。3ターン目で「市長」を選ぶか迷って、選ばずに後悔したが結果的には私に流れが来たので良かったのかも。
 O谷さんは[水路]から[砂糖大][小倉庫]で出荷型。H島さんは[煙草工場]を最初に買って<煙草>が売れて[木こり小屋]を買ったが生産に力を入れようとしていたようで<森>へ変えるチャンスを逸した。また中盤にて1金足りずに10金建物を買えない場面があったので結果的には[木こり小屋]は失敗だったと思われる。[木こり小屋]は生産を諦めて使う建物で使い方が難しいので初心者は手を出さない方がいいでしょう。K澤さんは[水路]から[インディゴ大][小倉庫][闇市][集会所]と買っていったが[集会所]を買ったのはかなり後だった。私が有利になったのはO谷さんとK澤さんが牽制しあって「監督」がそれほど選ばれなかったため。「商人」と「船長」のタイミングをかなり気にしていたようだ。考えていることは判るのですが・・・。私にとっては助かりました。
 前途の通り[木こり小屋]は生産を諦めて使うので私は<コーン><インディゴ><珈琲>を各1個ずつの生産で我慢していた。(当然出荷点は少ない) それでも<森>は2個のみだったが1金でも安くなるのは非常に助かった。また<珈琲>が売れたタイミングが最高で私は上記の建物購入後は[ギルドホール][煙草工場][市役所][彫像][インディゴ大]と買って12マスを埋める。当然[闇市]を使っていますが13ターンで10金建物を3つ買っての終了は<珈琲>が売れたタイミングが良かったためです。あと[ギルドホール]を買う前に[教会]を買っていた方が点は伸びていたのかもしれません。[ギルドホール]を抑えるために先に買ったのですが他に買える人はいなかったと思うのでこれは反省点です。4人戦にて13ターンで終わったのは久しぶりと思います。早いターンに終わったので建築型がより有利となり私の勝利。ただ差はたったの6点。13ターンで終了が確定していたので「監督」が選ばれる前に「船長」が選ばれていた、13ターンで終了しないことが判っていて延びていたら危なかったかもしれない。
 [木こり小屋]での勝利はかなり久しぶり。特に今回は以前のように<森>x6個にするのでは無く補助的に使っての勝利ですから喜びも大きいです。(他の人が実践したことはあったが私は初めての勝利) 但し、今回は出荷型の2人が牽制しあったこともあるのでいつも勝てるかとなると今回は流れが良かったと言わざるを得ず、[木こり小屋]で勝つのは難しい。([農地]とセットになれば別ですが) ただ今回のようにすれば戦えそうではあることが判ったのは収穫ですが「開拓者」が中盤以降選ばれなくなっているので必然的に<森>の数が少なくなってしまうのでやっぱり辛いでしょう。
 さて今回勝利したのですがK澤さんは2位だったためランキングでは逆転は出来ず。(4点差) 次回以降が勝負ですね。



4月16日(日)

戦目   順位   名前   勝利点 (建物+チップ+SP)    ポイント(順位点+加算)   スタート順

第5戦(拡張)13ターン
      1位   O島   46点 (27+ 7+12)    +65点(+50+15)    2
      2位   K澤   40点 (10+30+ 0)    +29点(+20+ 9)    4
      3位   O谷   38点 (14+24+ 0)    −13点(−20+ 7)    1
      4位   H島   32点 (15+13+ 4)    −49点(−50+ 1)    3



【プエルトリコ2006年ランキング】
(ポイントで同点の場合は勝利点の平均が高い人、更にトップ回数が多い人を上位とします)

順 位
前回順位
 氏 名 
ポイント
勝利点平均
ゲーム数
トップ回数
1位
1→
K澤
173
47.8
2位
2→
O島
169
47.0
3位
3→
O類
69
62.0
4位
4→
Y田
−7
44.3

5位
5→
T沢
−16
40.0

6位
H島
−49
32.0

7位
6↓
T橋
−67
44.5

8位
7↓
O谷
−111
36.3





アドバンスト・シヴィライゼーション初級講座

K塚

第12回(最終回)・他プレイヤーへの攻撃


 ○世の中には知らなくて良い事もあります

 1年近く連載を続けてきたこの講座も今回で最終回です。最後は今までの講義の補足説明となる予定でしたが、諸般の事情により、今まで講義をしなかった(私自身がそういうプレイをしていないので)他者への攻撃(都市に攻撃)について述べたいと思います。なお「諸般の事情」については、記念すべき1回目の講義で"他プレイヤーへの攻撃については後日記載"とか言っているのにその事をすっぱり忘れていて1年近く経った最後になってあわてて持ってきたという事実は全く有りません。

 ○他プレイヤーを攻めると言う事とは?

 まず大前提ですが、他人を攻める場合は当然の事ながら後に移動した方が断然有利です。しかし、トークンの多い方から(同数の場合はAST順)先に移動しなければならないルールになっています。これにより、他人を攻められるほど大量のトークンを持つということは同時に先に行動しなければならないと言うことになり、たとえ攻めたとしても的確な対応をされてしまう為に効果は薄くなるということになります。特に先手番で都市に攻め入った場合には全滅すると考えた方が良いです。(都市への攻撃は通常7トークン以上必要だが、6トークン以下の場合はすべて除去されてしまい、さらにトークン同士の争いを先に解決するため、仮に攻撃側が7トークンで攻めてきても防御側は2トークン送れば良い)よって、ある程度トークンを少なくする必要があるのですが、そうすると今度は都市を攻めるための兵力が捻出できないと言うジレンマに陥ります。これを打開するためには「軍事(社会・180p)」(自分のトークン数に関係なく、順番が最後になる)の文明カードを買うしかありません。しかし軍事は文明カードの講座で述べたとおりデメリットが大きく、あまりお勧めできるカードでは無いことは事実です。まあともかく、ゲームのシステム的に攻める事があまり有効でない、という事は覚えておいてください。

 ○で、他人を攻めるのは得なの?損なの?

 大前提からして攻める方に不利な材料ばっかりですが(笑)、下に他人を攻めた時のメリット&デメリットについて箇条書きにしていきますのでご確認ください。↓

  △メリット

  1. 他人の都市を攻めることによって、そのプレイヤーから商品カードを1枚奪える。(さらに国庫に+3金)
  2. 争いを解決してから都市建設→貿易カード引きなので、そのプレイヤーが引けるカード枚数を高確率で減らせる。
  3. 都市の印が手に入る。また、自文明のトークンを養う為の土地が手に入る。
  4. 余分なトークンを有効活用できる。

  ▼デメリット

  1. 自国内で普通に都市を作るより、多くのトークンが必要になる(都市攻略&都市建設を同時に行なう場合)。
  2. トークンを消耗してしまう為、自文明の国力が落ちる。
  3. 攻撃したプレイヤーへの友好度が極端に下がる。(特に都市への攻撃)

 では1つずつ説明を加えていきます。
 まず@ですが、これこそが他の都市を攻める最大のメリットといって良いでしょう。他人の商品カードが1枚手に入ると言うことは、その後の貿易が非常にやり易くなると言うことを意味しています。そしてそのプレイヤーに大打撃を与えるという意味でも有効です。ただし"ランダムに"1枚奪うので、手に入った物が価値1だったりしても当局は一切関知しませんが(笑)。
 Aは特に後半、トップ目のプレイヤーに対して行なうのが上策です。都市数を減らすと言うことは、貿易カードの引ける枚数、災難に対しての抵抗力という2つの観点から有効であるからです。しかしながら、攻撃されることを予想してあらかじめ2箇所で都市を作れる態勢を作っておくことが可能なので(高確率でとしたのはその為)、出来れば2プレイヤー以上で共同して攻撃を仕掛けるのが望ましいです。
 Bは自国の領土が少ない場合には有効な手段ではありますが、トークンの総数が55個と決まっている以上、無駄な拡張政策は遠からず衰退を招く事になります。内戦などで被害を受けた場合には土地を取り返さなくてはならないので仕方が無いにしても、それ以外の場合はある程度領土が広がれば勝つためには十分です。それよりは領土内のトークンの密度を上げた方が何かと(対災難・都市建設など)便利なので、国力を高めることに力を注ぎましょう。また、都市の印は重要なので可能であれば多めに取るべきですが、クレタを除いて10個もあれば災難にも十分対応出来ますので、取りすぎは控えた方が良いです。しかし初めから少ない文明を選んだ場合(トラキアなど)には、都市の印の数は死活問題になってきますので、他から奪うことを考慮すべきです(あくまで"考慮"なのをお忘れなく)。なお、もし自文明が金属細工を所有していて相手が所有していない場合、わずか1トークン送れば相手のトークンが先に除去されるため、非常に有効です。金属細工は高いカードでは無いので相手もすぐに購入してしまうでしょうが、奇襲としては有効な手ですので覚えておきましょう。
 最後のCについては言うまでも無く、自分の土地内での余剰(養えない)トークンを攻撃に使うということです。まあ、なるべくなら余剰を出さない(農業や貨幣などで調整する)方が望ましいのですが、もし余剰が出てしまったときは、どうせ減ってしまうので攻めてしまった方が良いでしょう。


 次にデメリットの方です。
 まずAですが、これは少し考えれば判ります。都市を攻略する為には通常(土木工事無し)7トークン以上で攻めればよく、都市側は6トークンに置き換わるので損害は5トークン(数の少ない方が先に除去する)になります。都市建設には6トークンが必要なので、もし都市攻略と同時に都市建設も行なおうとすると全部で11トークン以上も必要となってしまう計算になります。これは自国内だけで都市を作る場合の約2都市(12トークン)分に相当する数字です。Bとも関連していることですが、5トークンも浪費するのは効率的では無いので他都市を攻めて都市を作る場合には通常、トークンに余裕のある時にしか行なえないことになります(さもないと9都市に出来なくなります)。
 次にBですが、基本的にトークン&都市というのは災難を許容できる数そのもの(=国力)を表しているので、無駄な争いで国力を浪費するのは避けたいです。まあ、先のBで述べた様に災難や地理的要因の場合は仕方が無いですが、それでも必要最小限度に抑えたいものです。さもないと、せっかく土地を獲ったのに災難で大損害を受けて手放す結果となってしまいます。
 そして最後のC、これこそが最大のデメリット(あくまで私が考える)と言えるでしょう。一体、誰が人の都市を奪って(カードも奪って)行くような輩とまともに貿易しようと考えます?まあ、ゲームの性質上、勝つためにそのような相手とも貿易しなくてはならないので取引には応じるでしょうが、おそらく好条件の取引は来ず、さらに災難の副被害は優先的に割り振られる結果となってしまうでしょう。人間は感情の生き物ですので、相手からの印象を悪くすることは(たとえゲームであっても)避けたほうが無難と言えます。また、相手の都市数を減らすと言うことは、それだけ高価値の貿易カードが場に出なくなると言うことも意味していますので、必要な枚数の高価値カードが揃わない可能性も出てきてしまいます。ここも留意すべきでしょう。


 ○まとめ

 以上の事を総合的に判断すると、やはり特殊な条件下(トップつぶしの為とか、災難からの回復とか)でなければ、他人を攻めるのはあまり良い手ではないと言えます。しかしそれでも"攻める"プレイを行ないたい場合には、「軍事」を買う以外ありません。ただし何回も述べていますが、軍事はクーポンがついても(金属細工の20pだけ)160pと高額なカードの為、元を取るには毎ターン攻め続けなければならない事は必定です。しかしそれも、相手が対抗して軍事を購入してしまえば振り出しに戻ってしまう為、やはりADCVは他人を攻めるゲームでは無いなと言うのが私の結論です。(まあ、他が全員拡張主義の人達なら別ですが)

 ☆最後のまとめ

 私の講座はとりあえずこれで終わりです。実を言うと各文明での初手からのトークン移動の解説なども行ないたかったのですが(そっちのほうが"初級"なら重要だろうという声も)、文章という形式をとっているので割愛しました。まあ、マップを見ながら研究すればおのずと判ってくる事なので、そこは各自で行なってください。最後に1つだけ、今まで何度となく言っている事ですが、商品カード・災難カード・文明カードについての知識は必須です。ゲームに必要な知識はこれ以外にも数多くありますが、すべてこの3種からの派生だと思って間違い有りません。ADCVでは他人の行動が自身に大きく影響するわけではないし、偶然の要素も少ないと言えるので、このような地道な努力が重要になってくる、と私は考えています。持っている知識を総動員してあらゆる局面で的確な判断を下せるようになれば、勝利を手にすることが出来るようになるでしょう。
 それでは私の記事がこのゲームをプレイする人の足しに少しでもなってくれることを期待しつつ、筆を置かせて頂きます。ありがとうございました。






(2571.05.16)


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