高勝寺・大慈寺参拝記(2)


 岩舟町中心部から東北自動車道を沿うように北上すると小野寺上耕地に大慈寺があります。





境内

 一度はお参りしておきたいと思っていた大慈寺に到着。感慨深い。



案内板

 境内の案内板。その大きさから境内の広さがうかがえます。



慈覚大師堂

 慈覚大師堂。



相輪トウ

 相輪トウ(トウは木偏と「堂」のかんむりの下に呆)。妙法蓮華経を国中に広めようと、伝教大師は全国6カ所に法華経を1千部ずつ納めた塔の建立を計画し実行されました(六所宝塔)。伝教大師東国布教のときに、群馬県の淨法寺と共に大慈寺に宝塔が建立されました。それがこの相輪トウです。現在のものは280年ほど前に再建されたものです。正面に「南無妙法蓮華経」の文字が彫られています。



開山堂

 大慈寺開山の祖と伝えられる行基菩薩を祀る開山堂。相輪トウのすぐそばにあります。



行基像

 行基菩薩像。



ライシャワー大使碑

 慈覚大師の記録『入唐求法巡礼行記』を研究し、その名を世界に知らしめた歴史研究家で元駐日大使のライシャワー夫妻が慈覚大師を讃えて建てた碑。



メタセコイア

 ライシャワー夫妻が植えたメタセコイアの巨木。



薬師堂

 薬師堂。



小野小町歌碑

 大慈寺のある小野寺は小野小町との関連が伝えられ、境内に歌碑があります。



小野小町の墓

 大慈寺のすぐそばにある小野小町の墓。しかし標柱一本のみのうらぶれた様からすると、全国各地に広まった小町伝説の一つと考えた方がよいでしょう。



開山塔

 境内地の裏山を分け入ったところにある「奥の院」座禅石に据えられた開山塔。かつて慈覚大師の座禅修行の場であったと伝えられます。



見晴らし

 奥の院周囲には遮るものは無く良い見晴らしです。山桜がきれいに咲く山並みの向こうに東北自動車道が見えます。現在は車両の疾走音が響いてきますが、かつては深山の絶好な修行地であったでしょう。



案内書き

 教育委員会が建てた奥の院の案内書き。



 高勝寺・大慈寺ともに寺院の方にお茶のご接待をいただきありがとうございました。 

 高勝寺の参道石段を駆け下り、大慈寺奥の院往復をした影響で翌日からしっかりと筋肉痛になり、肉体の鈍りを痛感しました。

 あと、観光協会隣のそば屋で食べたそばが美味しかったです。屋号は「円仁庵」(^^)。



(2569.4.17)



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