ガラメキ温泉探訪記(2)「苦闘の章」

 快調に始まったガラメキ温泉探索ですが、以下のような厳しい状況に遭遇しました。



崖崩れ1

 なんと崖崩れで道が塞がっていました。この先がどうなっているか全く分からない状況で引き返すことも考えましたが、この時点で午後4時15分ほど、午後4時半までは先に行ってみようということでソロソロと乗り越えてゆきました。瓦礫を越えるN氏。



崖崩れ2

 かなりの崩落で柵によってかろうじて止まっている瓦礫の量もかなりあります。今思い返すと全く危ない突進をしたものです(汗)。


沢3

 崖崩れ箇所から少し進んで再び歩いて渡れるほどの沢がありましたが、今度は休む余裕もなく前進しました。



道中6

 ほとんど引き返す定刻になろうという時、ついにガラメキまであと5分という道標を見つけました。先が見えたことで再び力が湧きます。あと5分の声を聞きつつ坂を上るM氏。道標から道はしばらく平坦になります。



石碑1

 道の脇にぽつんと石碑が建っていました。ゆっくりと碑文を解読する余裕が無かったのは残念でしたが、どうやら牛馬の神を祭った内容のようです。石碑はここにいた人々が営んだ生活と文化の足跡を残しています。



分かれ道

 道中最大の難関が最後に待ち受けていました。地図にもない三叉路が出現したのです!始めN氏がそれぞれ別の道を先まで調べてみようと提案しましたが、各自の気力がかなり少ない様子でもあり、左の上り坂を捨ててわたしが真ん中の道、N・M氏は右の下りの道を進みました。しかしこれが大ハズレ。およそ15分ほども探した末に見つからず、三叉路まで戻ったわたしは左の坂を50メートルほど上りきったところに目指すガラメキ温泉を見つけたのです。三叉路へ戻り途中で留まっていたM氏と共にN氏を迎えに行きました。道を戻ってくるN氏は傍目にも疲労困憊の様子でした。
 なお、N氏が進んで途中で引き返した道はかなり道幅のあるしっかりした道でしかも下までずっと続いているそうで、三叉路とともに前掲の地形図には記載されていないものであり、次の機会があればどこに続いているのか調べてみたいです。


   以下ガラメキ温泉探訪記(完結編)「到達の章」へつづく


(2567.9.5)



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